揺らぎ、流れ、やがて輪郭をあらわす幻想の音楽。武田吉晴のセカンド・フル・アルバムが遂にLP化！
2018年に発表した1stアルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、東京在住、気鋭の作編曲家／伴盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。アルバムを聴いた鈴木惣一朗（ワールドスタンダード）がその才能に惚れ込み、自身のレーベル＜Stella＞からの新作をオファーし、2022年9月に発表された『Before The Blessing』が待望のアナログ盤LPでリリース！

洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現する武田吉晴にしか創造できない音世界が、アナログならではの繊細な音色と奥行きのある音響構築で堪能できる。
前作に続き、全楽器を自身で演奏／プログラミング／多重録音して完成した本作。
柔らかなタッチのピアノと揺らぐエレピが重なるさまはビル・エヴァンス『From Left To Right』を思わせ、ジャズから南米～アジアまでさまざまな背景を感じるクラリネットやチェロと有機的に結び合い、心を浸す室内楽的なアンサンブルを構築。繊細に組み上げられたコード・ヴォイシングの輪郭をなぞるようなペダル・スティールの神秘的な響きと、時にスロウ・ワルツのように、ゆったりとした流れを作るドラムス＆パーカッションによるリズム。全てが繊細なニュアンスを宿し、唯一無二の音像を描き出します。

ジャズ、ワールドミュージック、ニューエイジからアンビエントのファンに大きな賞賛をもって迎えられた前作『Aspiration』の無国籍で幻想的な魅力はそのままに、さらに深化した音世界で、洗練の裏に潜む野性、静が内包する動を美しく音楽で表現。本人による緻密かつ繊細な音響構築が、アナログ盤でより深度と奥行きを増し、繊細に鳴り響きます。

TRACKLIST

A1. Before The Blessing
A2. Spiritus
A3. Observe Intention
A4. Maya
B1. Lullaby
B2. When We Seek
B3. Eastern Thought
B4. Inevitably